フルバック通信
- フルバック通信 第157号(2021/11/10)
- 3.三重から発信 ~三重県にJリーグを~
今月号より開始されるフル通電子化配信に伴い、新連載「三重から発信」も始まりました。
三重県からチャーミングな話題を全国のフル通愛読者様に向けてお届けいたします。
トップバッターは私、営業チームの藤牧(祥吾のほう)です。
本題に入る前に、皆さまはJリーグチームが全国で何チーム存在するかご存知ですか?
また、皆さまのお住まいの都道府県や街にはJリーグチームがありますか?
現在、全国で57チームものJリーグチームが存在しています。
57チームもあるわけですから、各都道府県に1チームは存在してもおかしくない数のJリーグチームがこれまで誕生してきています。
そんな中でも、Jリーグチームが誕生していない県が7都道府県あり、なんと我らが三重県にも未だJリーグチームが誕生していません。
(ちなみに多いところで神奈川県には6チーム、静岡県には4チーム存在しています。)
と、ここまではサッカーに詳しい方であれば、このような状況がずっと前から続いていましたので、特に驚く話でもありません。
私がこの記事で発信したいのは、ここからの約1ヶ月、『三重県が“熱く”なる』ということです。
まず、Jリーグに昇格するための条件を下の図を見ながらザックリとおさらいしましょう。
Jリーグ参加条件は、①Jリーグ百年構想クラブとして、将来的にJリーグを目指すために練習場やスタジアムなど複数の条件を満たしているクラブと認定される必要があります。
そして、組織や財務、施設などの各Jカテゴリーの基準をクリアした際に交付される②J3クラブライセンスの交付も必要になります。
そして、最後はJFL(日本フットボールリーグ)で③最終成績4位以内に入れば昇格というわけです。
あくまでもザックリと説明しましたので、細かい条件などは、公式HPをご確認ください。
さて、おさらいできたところで、三重県がなぜ“熱く”なるのかということです。
三重県には現在JFLに属しているチームが2チームあります。1つは三重県の桑名市を中心に、東員町、いなべ市、木曽岬町、朝日町、川越町、菰野町にホームタウンを置くオレンジを基調とした「ヴィアティン三重」。そして、三重県鈴鹿市をホームタウンとして活動する青と緑(JICONAXカラー!!)の「鈴鹿ポイントゲッターズ」というチームがあります。
両チームの歴史には、いつも互いの存在があり、切磋琢磨してきたライバルチーム同士。
そんな両チームが「三重県にJリーグを」まであと一歩のところまで来ています。
というのも、前述のJリーグ参加条件の①②を両チームともにクリアしています。
この①②のハードルが非常に高く、過去にはクリアできずにJリーグ入りを断念するクラブも存在するほどです。
そして、現在の順位(執筆時点)は、鈴鹿ポイントゲッターズ7位、ヴィアティン三重8位と、③の4位まで勝ち点差は、わずか4(鈴鹿)と6(三重)です。(最新順位)
残り試合数からしても、両チームとも十分にチャンスがあると言えるでしょう。
最終節の12月5日まで約1ヶ月。
熱くならないわけにはいかないでしょう。
果たして、三重県からJリーグチームが誕生するのか。
Jリーグを三重から発信できる日が来るのか楽しみですね。(祥吾)