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- フルバック通信 第97号(2016/10/07)
こんにちは。デジタコ&物流情報システム開発のフルバック@四日市です。
みなさま、いつもご愛読ありがとうございます。
目次
- 1.北欧のシリコンバレー ヘルシンキ視察
- 2.元気が出る映画 ~ライバルがいるからこそ~
- 3.くるりんディスプレイ
- 4.PyCon JP 2016にいってきました。
- 5.私のおすゝめのお店⑬
- 6.シリーズIoT⑦ 実例のご紹介 ~日用品編~
1.北欧のシリコンバレー ヘルシンキ視察
9月上旬、フィンランド企業視察セミナーに参加してきました。
スウェーデンとロシアに挟まれた人口549万人の国で、首都はヘルシンキ。
1990年代初頭、深刻な経済不振に陥ったフィンランドでは、官民あげて産業構造の改革に取り組んだ結果、今や世界有数の IT 先進国へと躍進したそうです。産業や歴史、教育、政治などを紐解いていかないとフィンランドという国は語れませんが、勉強しないのに学力は世界でトップクラスだとか。凄くないですか? どんな改革を推し進めたんでしょうか、気になるところです。
さて、今回はヘルシンキに4泊して、こんなところを観に行きました。ヘルシンキ中央駅、ヘルシンキ大聖堂、ウスペンスキー寺院、テンペリアウキオ協会、フィンランド国立博物館、マリメッコ、ノキア、Futurice(ソフトウェア開発)、Reactor(ソフトウェア開発)、F-Secure(セキュリティソフト開発)、Enevo( IoT でゴミ収集)、ROVIO(ゲーム開発)、Startup Sauna(起業家支援 NPO)、アールト大学、かもめ食堂、マーケット広場など、ほとんど聞いたことのないところですが、若い人なら ROVIO は知っているかもしれません。いま日本で映画も上映されている「アングリーバード」のメーカーです。
ここから印象に残った事をお伝えします。訪問した IT 企業はどこも中小企業でしたが、まず「採用」に非常に拘っていました。優秀な人材を世界中から採る努力を惜しまず、何度も面接を重ね、さらに試用期間を経て採用します。学力がトップクラスの国なら適当に近所の人材でいいじゃないかと思いますが。この拘りが IT 企業だけなのかどうかは分かりません。
次に「自由と責任」というキーワードが頻繁に出てきました。これは「働き方」とも関係してきますが、社員が自分の意思に基づいて働く自律性と、企業風土やルールに従う他律性のバランスが非常によく取れているということでした。自分と周りの環境をちゃんと理解して、自分で考えて適切に動けるなら、自由に働いて、自由に休んで、責任を果たして下さいということです。
さらに「現場への徹底した権限委譲」も見逃せないキーワードでした。上司に伺ったり、承認をもらったりはしない、これだけでも生産性はかなり高いと思います。これらは見聞きしたことのほんの一部。やはり1990年代の教育改革で「自律型人材の育成」を徹底してきたことは大きなポイントだと思います。日本もその頃はバブル崩壊により何かと「改革」が叫ばれた時期だったのにと思ってしまいます。
「国家100年の計は教育にあり」と言われますが、全くその通りで、特に資源のない国なら「教育」がなおさら重要な産業の種になってきます。成果がでるのは20年後、だから今やるべきは教育改革であり、頭の中から付加価値を生み出す人材の育成が最優先課題ではなかろうかと思います。(藤牧)
2.元気が出る映画 ~ライバルがいるからこそ~
秋といえば京都ですよね(強引)TVでも何度か放映されていますので、ご覧になった方も多数いらっしゃるかと思いますが、今回は宮藤官九郎が脚本のハイテンション・コメディ「舞妓Haaaan!!!」をご紹介させていただきます。
主人公の鬼塚(阿部サダヲ)は修学旅行で迷子になった時、舞妓さんに助けてもらい、それがきっかけで熱狂的な舞妓ファンになります。会社員となってからも舞妓ファンページを更新する日々を過ごしていましたが、芸者遊びをしたことはありませんでした。
ところが京都営業所への転勤が決まり、京都出身(本当は三重出身)というだけで付き合っていた彼女(柴咲コウ)を捨て、あこがれの京都に行くものの、そこは誰でも通えるような敷居の低い世界ではありませんでした。会社を儲けさせたら社長が連れていってくれるということで、ヒット商品を開発して念願のお茶屋デビューをしますが、隣の座敷にいた泥酔状態のプロ野球選手、内藤(堤真一)に不快な思いをさせられてしまいます。
内藤を見返すために自分もプロ野球選手を目指し、プロデビュー
する鬼塚でしたが、その頃には内藤は役者になっており、慌てて役者を目指すと、次は格闘家、ラーメン店経営と、どんどん職を変えながらも成功していく内藤、それを追いかける鬼塚。もう舞妓さんなんて関係ありません。どこまで張り合うのか、どこまで上り詰めるのか、最初から最後までハイテンションのまま突っ走ります。
平凡な会社員だった鬼塚が、ライバルのおかげで失敗なんて考えずどこまでも突き進む姿に、元気がもらえる映画です。是非!(服部)
3.くるりんディスプレイ
皆さん、こんにちは。雨が続いてうっとうしい日が続きますね。
先日テレビで聞きました。“あまぐりひがき(雨栗日柿)”という言葉があるそうで、雨が降る年は栗がよく実るそうです。今年は栗きんとんがいっぱい食べられそうです!!(雨でも晴れでもどちらにもいいことがあるので細かいことを気にし過ぎない。と解説していましたが・・・)
さて、表題の話ですが、くるりんディスプレイとは何?と思われた方、
私の造語です。
毎日、エクセル、ワードを使わない日はないですが、皆さんはどうでしょう? 先日、従業員データのエクセルを参照しながらマスターの登録を行う、という仕事を行いました。以前から2画面で作業をしておりますので、並行して作業するのは問題ないのですが、従業員をすべて表示させると画面の高さに納まりません。共感してもらえる方もいると思うのですが、スクロールさせるとどこまで確認したか見直しをする時間がもったいないのと集中力が飛んでしまって効率が悪くなります。
そこで思い出したのが、春に買ってもらったディスプレイ。
ワンタッチでくるりんと縦長にできるんです(左の写真)。
やってみたらとってもいいんです。スグレものでした!!(画面に定規を当てながら作業している姿はあまり格好良くありませんでしたが・・・)
ちょっとしたことでとても効率的に作業ができることもありますよね。次にディスプレイを購入される時は“くるりんディスプレイ”を検討されてはいかがでしょう・・・。(廣田)
4.PyCon JP 2016にいってきました。
つい先日、PyCon JP 2016というカンファレンスに参加してきました。
たぶんほとんどの人が、「なんやねんそれ…?」って話だと思います。
PyCon JPとは、Python(パイソン)というプログラミング言語のカンファレンスで毎年、東京で行われています。
ちなみに、私がこれに参加するのは今年で3回目です。
PyCon JPは、日本で行われる Python のカンファレンスとしては最大のものですが、名前に JP と付いていることから想像できる通り、国際的なイベントで、日本以外にもいろいろな国で開催されています。
さて、この PyCon JP ですが、毎年何百人という Python プログラマが一堂に会し、情報交換や議論を行うという、ちょっとヤバい集まりです(^^;
日程も、チュートリアル、カンファレンス、スプリントと合わせると、5日間にもおよぶ長丁場です。
しかしこれがまた、なかなかに勉強になるカンファレンスで、目新しいことも多く、いい刺激ももらえます。
カンファレンスの内容はというと、その時々の時流に乗っているので、最近では機械学習や人工知能関連のネタも多いように感じます。
Python という言語は、私がここ何年か主力で使っている言語です。
もし読者の皆様の会社でも、ウチ(フルバック)で作ったプログラムやサービスを利用していただいているなら、私が Python で書いたプログラムもあるかもしれません。
おそらく無いと思いますが、Python に興味のある方がいらっしゃいましたら、フルバック平岡まで(笑)(平岡)
5.私のおすゝめのお店⑬ ぎゅーとら
「ふれあい大切~ぎゅーとら♪」これを聞いて、頭に
メロディーが流れる方は三重県民&高校野球好きですね。
遅くなりましたが西川です。
ぎゅーとらは、三重県内に27店舗を展開する食品スーパーです。四日市にはまだありませんが・・・
ぎゅーとらのオススメポイントは次の2つ!
①レジの店員さん
スーパーのレジもセルフの時代ですが、ぎゅーとらは教育された親切なレジの店員さんがいます。
主婦の方は週に1回はスーパーに行きますよね? お会計をするとき、笑顔で「いらっしゃいませ」と言われれば嬉しいものです(^o^)
②オトクで嬉しい会員
まずはポイントカード。買い物をすればポイントが貯まるという点は他店と同じですが、ポイントが貯まるとその場で500円がもらます。これが意外に嬉しいんですよー(*^^*)
次は子供向けのキッズ倶楽部カード。小学生以下なら無料で入会でき、1回の買い物でスタンプ1個もらえます。そのスタンプを集めると、すてきなプレゼントが貰えちゃいます♪
それ以外にも、多くのイベントを開催していたり、商品の陳列が見やすかったりと、利用者に親切で優しい店作りをしてます。最後になりましたが、おすすめの惣菜はコロッケ♪(西川)
6.シリーズIoT⑦ 実例のご紹介 ~日用品編~
引き続き西川がお伝えします。
さて、シリーズでお伝えしております IoT の第7回目です。今回は日用品について考えてみたいと思います。
今や、普通に生活している家電の多くは IoT 技術での活用が可能になっています。そんな中で、我々の身近な存在であるハブラシと電球について、詳しくみていこうと思います。
①モニタリング
サンスターがスマホと連動するハブラシ「G·U·M PLAY」という商品を発売しているのをご存知でしょうか? これは、普通のハブラシに専用のアタッチメントを装着し、正しい歯磨きができているかをセンサー等で確認することができるものです。
専用のアプリがあり、楽しみながら歯磨きをできちゃうんです。おすすめのアプリは、MOUTH MONSTER というアプリです。これは、歯磨きをして敵を倒していくというもの。小さなお子さんをお持ちの方はわかると思いますが、子どもの歯磨きは大変! それが一変、歯磨きがゲームになったと考えてください(^o^)
ね? 怒らなくていいでしょ? もしかしたら、自分から歯を磨きたい、なんて言ってくるかも?!
②制御
オランダの家電メーカーであるフィリップスが発売している、LED 照明の hue(ヒュー)という商品があります。スマホとつながる電球と思っていただければわかりやすいと思います。ご想像の通り、外出先から電気スイッチの ON と OFF ができますし、スマホがあれば電気用のリモコンもいらなくなるかもしれませんね。
また、この商品の一番良いところは、電球でさまざまな色を光らせることができるところです。そうすることで、シーンによって色を変化させられます。
照明と聞くと、暗いときに明るくするだけのものと考えがちですが、シーンによって光を使い分けると生活の質もアップします。
例えば、本を読むときは、赤みの穏やかなやさしい色にするとか、パーティーをするときは明るい色にするとか。
最近では iPhone の Siri にも対応しており、音声で照明をコントロールできちゃいます。
照明が IoT によって操作できるようになれば、いろんな可能性が見えてきますね!!
皆さんも普段使っている日用品がインターネットに繋がるとどうなるのか、想像してみてください。結構面白いですよ。(西川)