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- フルバック通信 第135号(2020/01/10)
こんにちは。デジタコ&物流情報システム開発のフルバック@四日市です。
みなさま、いつもご愛読ありがとうございます。
目次
- 1.DX(デジタルトランスフォーメーション)を急ごう!
- 2.縄文萌え~ ③
- 3.最近の出来事 ~久長さんの場合~
- 4.よろず小技集 ~邪眼の使い手~
- 5.ご存知ですか? ~節分~~
- 6.JICONAX紹介⑱(ホワイト経営認証の認証項目)
1.DX(デジタルトランスフォーメーション)を急ごう!
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
旧年中はひとかたならぬお世話になり、誠にありがとうございました。
お陰さまで、令和2年の新春を迎えることができました
さて、多くの企業では「ビジョン2020」と称する中長期計画に取り組んでいますが、今年はその最終年度になります。わが社も「物流クラウドのリーディングカンパニーを目指す」というビジョンを掲げていますが、程遠い状況で2020年を迎えます。2018年のフルバック通信新年号では、多くの新しい技術は実用化の目処を2020年としていると書きましたが、その年の9月に経済産業省は『DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』を発表しました。DX=デジタルトランスフォーメーションとは簡単にいうと、新しい技術を利用した新商品/新サービスを通して、新しい価値を生み出し、競争優位を確立しようということです。
ところが企業の中には古い IT システムが今も稼働しており、それが足枷となっていている。多くの IT エンジニアがその維持管理に時間を費やしており、DX に手が回らない、というのだ。それを克服して DX を本格的に展開しないと、2025年以降は最大で12兆円/年の経済損失になる可能性があると書かれているではないか。額が大き過ぎてピンとこないが国家的損失だ。大企業は先行して取り組んでいるが中小企業はこれからだ。中小企業はこれまで部分的に IT 化を進めてきた結果、部分的に便利になったものの、全体の生産性を押し上げるまでに至っていない。例えば受発注処理なら、FAX受注>受注登録>整理/仕訳>発注登録>印刷>FAX発注という流れが一般的だが、この一連をデジタルのまま企業間で共有して的確に処理できるようにしたいものだ。
これらを解決しないことが経済損失であり、IT エンジニアが古いシステムに
縛られ、新しい技術を習得できないことも経済損失なのでしょう。人材不足のなか、さらに少子高齢化が加速するというのに、こんな状況を放っておけません。経済損失をくい止めるべく、微力ながら、わが社は中小企業の DX を推し進めていく所存でございます。今年は東京五輪で賑やかになるでしょうが、その先の技術革新を視野に入れて、経営を考えていかなければなりません。
ということで「坂の上のクラウド」大作戦は10年目に突入、引き続き「JICONAX」と「TEMANAX」を担いで、今年は DX を意識して展開していきます。ご期待下さい!(藤牧)
2.縄文萌え~ ③
皆さま、こんにちは。藤原です。
2018年夏、東京国立博物館で特別展「縄文-1万年の美の鼓動」が
開催され、家族で行ってきました。縄文の国宝全6件のうち、前回は「火焔型土器」を紹介しましたが、今回は長野県茅野市尖石縄文考古館に保管されている「縄文のビーナス」「仮面の女神」の2件を紹介したいと思います。
右の「縄文のビーナス」は昭和61年に長野県の棚畑遺跡で出土しました。
お腹とお尻が誇張して作られており、妊娠した女性を表現しているのではないかと推測されています。また、縄文時代の土偶は人為的に壊されて発見されることが多いのですが、この土偶はなぜか完全な形のまま発見されました。それも穴の中に大事に横たわっていたそうです(偶然かもしれませんが・・・)。
左の「仮面の女神」は平成12年に長野県の中ツ原遺跡で出土しました。顔に仮面をかぶったような姿から、その愛称がつけられました。この土偶は右足が人為的に壊されて発見されており、その理由は分かっていません。またこの土偶も穴の中に横たわって発見されました。
あと、この土偶が発見された近辺からは小鉢のような土器が複数出土しており、これらも合わせて国宝指定を受けています。
茅野市尖石縄文考古館ではこれらの土偶を全周囲からゆっくりと見ることが出来ました。土偶のレントゲン画像や出土の様子なども詳しく展示されており、縄文ファン必見です!(藤原)
3.最近の出来事 ~久長さんの場合~
4.よろず小技集 ~邪眼の使い手~
皆さん、こんにちは。
私が考えた小技ではないですが、案外知らない方がいそうなので紹介しようと思います。
どうでもいいわと言われそうですが、私、何十年も近眼でコンタクトを愛用しています。そして最近は離せばわかるお年頃(老眼)にもなってしまいました・・・。
現状、コンタクトで遠くを見るように調整すると近くを見る時には老眼鏡というものが必要になります。いちいちメガネをかけたり外したりでうっとうしいことになる訳で。
それを解消できる方法があります。コンタクトで効き目を正視にあわせて(遠くを見るように)、反対の目は近くをみるように度数をゆるくすると、メガネなしで日常生活がおくれます。手元のノートも見えるし PC の画面も見える、車も運転できます。
全く意識はしていませんが、片目ずつを器用に使い分けて効き目で遠くを、反対の目で近くを見ているようです。このように左右の目を使い分けて見ることを「モノビジョン」というそうです。
難点なのは誰でも OK という訳ではなく、うまく見えなかったり、頭痛がしたり、気持ちが悪くなったりして続けられない人もいます。ラッキーなことに私は平気なので、日中はメガネなしで生活できてます。ただ、文庫本を読むなど小さな文字を長時間というのは見づらくなってくるのでしんどいですね。
この方法で調整してもらったらメガネなしよ~~と友達に話しても、知らない人がほとんどなので、参考になればと書いてみました。気になる方は専門家に相談してチャレンジしてみてくださいね。(廣田)
5.ご存知ですか? ~節分~
2月3日は節分です。「次の日から春」「豆まきをして、年の数だけ豆食べて、恵方巻を食べる」ぐらいの知識でしたが、調べてみると、知らなかったことがたくさんあったのでクイズにしてみました。
○か×で答えてみてください! 豆まき編です。
6.JICONAX紹介⑱ (ホワイト経営認証の認証項目)
皆さんこんにちは。西川です。
前号は「ホワイト経営認証」について軽くふれました。
今回はその中身について詳しく確認していきたいと思います。
認証項目は現時点では90項目ほどあり、その中で22項目が必須項目になっています。
(※トラックの場合)
分類を大きく分けると以下のようになります。
A.法令遵守等 B.労働時間・休日 C.心身の健康
D.安心・安定 E.多様な人材の確保・育成 F.自主性・先進性等
おそらく一番難しいのは、B 「労働時間・休日」の中の一つの項目ではないかと思います。
それは「1ヶ月の拘束時間」に違反がないこと。
つまり、原則293時間以内の拘束時間が守れているかどうかです。
労使協定で最大320時間までは延長できますが、年間では3516時間以内にしなければなりません。
しかもこの項目は必須項目ですので、かなり難題です・・・
皆さんもご存知かと思いますが、1ヶ月の拘束時間が守れているということは、1日の拘束時間も
守れている必要があります。
拘束時間については以下の図のような決まりがあるわけですが、仮に守れていない場合、明日から
守れるような運行に変更する…というのは、なかなかに難しいことでしょう。
将来的に「ホワイト経営認証」を目指しているのなら、今から一歩一歩改善するように考えていき
ましょう!
そのためにまず大切なのは、自社の現状がどうなのか? を知ることです。
道に迷って地図を見るとき、まずは自分がどこにいるのかを確認しなければ始まりません。
それと同じです。現状の把握、まずそれがスタートです!(西川)